辛さと甘さで元気になる

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神田の古書店街にある喫茶店では、軽食メニューの人気トップが「カレーライス」だということをご存知でしょうか。日本中の古書が集まっていると言っても過言ではない神田の古書店街には、絶版本や普通の書店には在庫がない希少な本を求めて、全国から人が集まってきます。そんな人たちは一冊でも多く目当ての本を見つけることが目的であり、食事をしに店に入った時でも、手に入れた本のチェックやリストの整理がてら手軽に食べられる食事を求めていました。そのリクエストに応える形で定番メニューになったのが「カレーライス」なのだそうです。たしかに片手で本をめくりながら、片手のスプーンで食べられるカレーライスは便利な食事だと言えるでしょう。しかし、近年は古書も日本全国で通販が利用できることから、そうした目的でカレーライスを食べる客は少なくなったかもしれません。それでも「神田カレーグランプリ」というイベントが開かれるほど、今も神田古書店街の喫茶店界隈ではカレーライスが一番の人気メニューなのです。

そこでもうひとつ、喫茶店の隠れた人気メニューがあることをご存知でしょうか。それが「パンケーキ」です。人間、疲れた時は甘いものが食べたくなるものです。古書に限らず探しものに疲れた時や、外出中に休憩したくなった時、おそらく喫茶店でその疲れを癒やすメニューとして選ばれるのは、バターとハチミツやメープルシロップをたっぷりとかけて食べる昔ながらのパンケーキでしょう。心身の疲れやストレスを軽減するためには脳を活性化させる必要がありますが、脳にとってのガソリンは「糖分」ですから、手っ取り早くエネルギーになるような甘いものを食べたくなるのです。最も効果があるのはブドウ糖ですが、ブドウ糖そのものは直接食べてもあまりおいしいものではありません。せっかく食べるなら、おいしく甘いものを食べたいものです。ハチミツは栄養豊富で吸収もよく、パンケーキの優しい甘さは心の疲れやストレスを癒してくれるでしょう。心だけではなくしっかり小腹も満たしてくれますから、疲れた時に喫茶店で休憩するのなら、パンケーキがお勧めなのです。

限られた時間でフルに活動しようと考えている人たちにとっては、カレーライスに入っているスパイスで代謝機能をあげて、やる気を出したいところです。さらにパンケーキは、その甘さで脳の働きを活性化させてくれる、まさに最適なメニューだと言うことができるのではないでしょうか。まだ喫茶店のカレーライスもパンケーキも食べたことがないという人は、ふと疲れを感じた時はぜひお店でスパイシーなカレーと甘いパンケーキを食べてみてください。